→卵巣嚢腫、その1はこちら。
☆一覧はこちら
————
初めて卵巣嚢腫を指摘されたのは、20歳すぎのことです。
その1にも書いたように、エコーでわかりました。
ただこの時は腫瘍はとても小さく、2-3cmほど。
そのくらいの大きさだと、一回のエコーで腫瘍と断定するのは難しいと言われ、再検査もしました。
というのも、排卵前後に卵巣が腫れることはあるそうで、2-3cmほどであれば、排卵期ならあり得るくらいの大きさとのことでした。
一回目のエコーをしたのがちょうど排卵期あたりだったので、確か「生理直後くらいにもう一度見せて」と言われ、再受診。
そして再受診した時も大きさは変わらなかったので、腫瘍だろうとの診断になりました。
小さいものなので、経過観察となりました。
なお、腫瘍が見つかったのは片方の卵巣のみです。
その間引っ越したりもしたので病院は変わりましたが、ずっと1年に1度、検査のために受診していました。
何年もの間、腫瘍が大きくなることはありませんでした。
なお、腫瘍が良性かどうかの判断には、エコーを確認しての判断に加え、
・MRI
・腫瘍マーカー(血液検査)
もありました。
生まれて初めてのMRI。
緊張しましたが、特に閉所恐怖症でもないので大丈夫でした。
機械音は確かにうるさかったですが、ひたすらじっとしていないといけないので、寝そうになってしまうほどリラックスしていました。笑
(寝たら、「ビクッ」てなるのでダメ。)
腫瘍マーカーはこの時初めて知ったのですが、
『この辺に悪性腫瘍があったら、この数値が高い』
という指標があるそうで、それの検査ということでした。
そんなこともわかるの…!と、ちょっと感動。
腫瘍マーカーも定期検査のたびに行いましたが、私は常に異常なしでした。
そんな感じで、しばらく大人しくしてくれていた腫瘍に変化が現れたのは、
初めて指摘されてから約8年後のことでした。
腫瘍を指摘されてから約8年後、いつものように定期検査に行ったら、腫瘍がそれまでの倍ぐらいの大きさになっていました。
もともと2-3cmだったので、倍でも4-5cmですが。
卵巣嚢腫について、私がお世話になっている医師のお話では、
「近頃は4-5cmくらいの大きさでも、手術で摘出することを視野に入れる」とのことでした。
手術したほうがいい、となるのは確か6cmくらいから。
なんでも、昔は全て開腹手術だったそうで。
開腹手術というのはやはりリスクが高く、特に悪さをしていない良性と思われる腫瘍なら、もう少し大きくなるまで様子を見ることも多かったということ。
ただ近年は腹腔鏡下手術が一般的になり、リスクが低く術後の回復も早いため、早い段階から手術を検討するのだそうです。
皮様嚢腫は自然と小さくなることはないとのことで、放っておいたら、現状維持か大きくなるか。
この時点で手術は決して必須ではなく、「視野に入れてみてください」という程度でした。
でも私は、手術を決めました。
・1年で2-3cm大きくなったことへの不安。
・自然に小さくなることはないということ。
・術後の回復を考えれば、少しでも若いうちに済ませたほうが良いと考えた。
というのが大きな理由。
今日が人生で一番若い日理論。
小さな擦り傷や切り傷も、年々治りが遅くなっているような気がしているアラサーです…。
また、通っていた病院と先生をとても信頼していたので、
”卵巣捻転して救急車で運ばれ、他の病院で緊急手術”だけは避けたい!
という気持ちも強かったです。
…ということで、腫瘍が大きくなっていることがわかってから、約半年後に手術の予約をしました。
次回に続く。
コメント