突然ですが、「ツァイガルニク効果」ってご存知ですか?
私も先日知ったのですが、Wikipediaによると、
『ツァイガルニク効果(ツァイガルニクこうか、Zeigarnik effect)は、人は達成できなかった事柄や中断している事柄のほうを、達成できた事柄よりもよく覚えているという現象。』
です。
要は、「やりかけのことは頭から離れにくい」のです。
マーケティングなどでは、「続きを気にさせることで引き留めたり、購買意欲を高めたりする」ということに使われる手法のようですが(続きはCMの後!とか)、
私は家事に当てはめても、とてもしっくりきました。
例えば、「お皿を下げる〜洗って乾かす」までが10分とした場合。
合計でかかる時間は同じでも、
「終わらせてから出かける」
よりも、
「時間がないからお皿を下げて、洗うのは帰ってから」
の方が、
頭の中に「お皿洗い」が残る時間は長い。
仕事や遊びに夢中のつもりでも、頭のどこかに残っている。
これがずっと続くと、「何かモヤモヤする、すっきりしない」というふうになる。
「何かずっと忙しい、心が休まらない…!」という原因にもなっているのかも?と思いました。
だから「シンプルな暮らし」は心地いいのでは?
忙しい現代で、目指す人が多くいるのでは?
と、私なりに考えました。
「続きは次回!」と言われなくても、頭が勝手に気にしていることがあるんですね。
「疲れて帰ってきて、洗われていないお皿にうんざりする」というマイナスポイント以外にも、心理学的な効果があったとは。
「ミニマリスト」や「断捨離」という言葉が一般的になってしばらく経つ気がしますが、
モノが減ったり整頓されていたりすると、見た目がすっきりして気持ちがいいのはもちろん、「やりかけのこと」が減る気がします。
話が逸れますが、私は片付いていない場所があると、
「棚の上、片付けないと。ペンはあそこにしまって、イヤホンはこっちにしまって…。
(でも、またすぐ使うしなぁ。別に邪魔じゃないし、まぁいっか。)」
と、脳内で片付けシミュレーションしがち。
その場所がそれらのポジションで、「完結している」ならいいのですが、
「本来は別のところに収納されているべき」と思っていると、
そこが視界に入るたびに、同じことを思うのです。
こういう時はきっと、仮に本当に「すぐ使う」としても、一度しまった方が考えている時間は短くなります。
間違いなくすっきりします。
逆に、さっさと提出しなければいけない書類などは、目につくところに置いておけば、忘れづらいですよね。
これも、「見えるところにある」という以上に、「途中のことが気になる」という効果もあるのかも?しれません。
仕事も、行き詰まったら一旦放置してリラックスしていると突然ひらめいたりしますが、無意識下で脳が考えてくれていたりするんでしょうか。
日常で何となーくぼんやりと思っていたことが定義付けされると、点と点がつながったような、すっきりした気持ちになります😆
(あくまでも素人なので、間違っているところがあったらすみません!)
できるだけ余計なことが頭に残らない、すっきりした暮らしを目指したいです。
(もちろん、他人から見たら一見片付いていなくても、使っている本人がそれが心地いいなら、問題なしだと思います。)
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