私は数年前、子宮頸癌検査(無料)を受けました。
そしてそのついでのエコー(自費)で卵巣嚢腫がわかり、
数年間経過観察をして、大きくなってきたので手術をしました。
(記事一覧はこちら。)
大きくなって捻転や破裂(=緊急手術)になる前に対処できたのは、
エコー検査のおかげ。
検査は本当に大切です。
私は少なくとも年に一度は検査に行くので、
手術前後のちょこちょこ受診していた時期を入れると、
15回以上は内診をしたかな・・・?と思います。
経膣エコーにも全く抵抗はありませんが、
嫌だと思う方の気持ちもわかります。
婦人科の検診が苦手な方が多い、大きな原因になっているのではと思います。
でも、それはとてももったいないこと。
今日は、その辺りについて私の考えを書こうと思います。
◆経膣エコーの有用性
私は専門家ではありませんので、聞きかじりの知識ですが。
経膣エコーは、プローブと言う細い器具を膣に挿入し、
子宮や卵巣の状態を確認します。
妊娠したらお腹からエコーを当てているイメージがありますが、
赤ちゃんが小さいうちは、妊婦検診でも経膣エコーです。
つまり、胎児がお腹にいてもできるくらい、安全性の高い検査です。
レントゲンのように被曝もない。
そして私にはわかりませんが、わかることがとても多いらしい、
有効な検査だそうです。
やらないのはもったいない!!
◆恥ずかしい?痛い?女性の先生の方がいい?
私が最初に検査をしたのは、確か社会人になりたての頃。
22、3歳だったかな?
その時はなんとなく男性の先生に抵抗があったこと、
そしてたまたま近所に女医さんのクリニックがあったので、そちらで受診しました。
結論。
トラウマになるくらい痛かった。笑
そんなに雑に扱っていいの・・・????というほどグイグイやられ、
検査が終わってからも数日痛かった・・・。
ちゃんと診てくださり、卵巣嚢腫は発覚したわけですが・・・。
近所の病院という理由で選んだので、口コミなども見ずに行きました。
年配の女性が診察されている、昔からある病院でした。
ちなみにその数ヶ月後、閉院になりました。笑(前々から決まっていたそう。)
この経験で、「婦人科検査は女医がいい」という気持ちは皆無になりました。
◆大切なのは性別じゃない!
それ以来、婦人科に関して逆に「女医トラウマ」ができてしまい、
私は自ら男性の先生を選ぶようになりました。
周りの話を聞いたり、ネットの口コミを見たりしても、
「女性の先生の方が痛い、厳しい」という声は割と多いと感じます。
もちろん、すべての方に当てはまるわけではありません!
今通っている婦人科では、男性の先生にも女性の先生にも診ていただきましたが、
女性の先生の方がより丁寧に感じました。
つまりは、性別よりも、人。
今の時代には口コミもネットで見られますから、
不安な方は調べてから行かれると良いと思います!
◆検査の流れと、診られること
恥ずかしさに関しては、私は正直感じないので、
「こうしたら恥ずかしくないですよ!」というアドバイスはできないのですが・・・。
心構えとして、こういうことを診るんだな、とわかっていると
少し楽になったりするかな?と思うので、私の経験からご紹介します。
医師が診るのは、
・外観に異常がないか(視診)
・膣内に異常がないか(視診)
・エコーを使い、内部の異常がないか
・場合によっては触診
あたりかと思います。
これらは私が検査に行った時に内診台の上で言われて思うことなので、
医師はもっと細かいところまで確認されているかもしれませんが。
内診台に乗って、言われることはこんな感じ(全部医師のセリフ)↓
「はい、見た所異常ありません。」
「では膣の中に器具を入れて中を診ていきます。息を吐いて力を抜いてください。
冷んやりします。」
(金属の筒みたいな器具を入れる)
「痛くないですか?」
「膣の中にも出血などの異常は見られません。エコーに移ります。」
(器具を抜いてプローブを入れる)
「痛くないですか?子宮や卵巣の状態を確認していきます。」
(一緒にエコー画面を見ながら)
「これが子宮、これが右の卵巣、・・・・・(諸々説明)異常見られません。」
「検査を終わります。着替えが終わったら〜(指示)」
大体こんな流れです。
そのあと別室に移動して、追加の説明を受けたりします。
エコーが始まってからは、まじまじとこちらを見る医師に出会ったことはありません。
医師は画面を見ています。
視診以外は、見ないように気をつかってくださっているように思います。
プローブ(エコーの機械)を抜くときも、ノールックだったり。
(カーテンがあっても、エコー画面を一緒に見る段階で開けることが多いです。
ただ私は、カーテンの向こうで何をされてるのかの方が気になるので、
最初からカーテンいらない派です。笑)
・・・それでもやっぱり恥ずかしいですか?
健康には代えられません。勇気を出して!大丈夫です!
結論を言えば、
「女医さんだから」という理由だけで選ぶのはお勧めしません。
性別に関わらず、口コミなどから総合的に判断されることをお勧めします。
私は最初の検査でトラウマになりながらも、
「あんなに痛い医師はそうそうおらんやろ」という気持ちで逆に強くなりましたが、笑
(実際、その後にそこまで痛い思いをしたことはありません。
私の力の抜き方が下手だったりして、ちょっと痛かったりはしますが・・・。)
最初の痛みで、そのあと検査に行きたくない!ということだけは避けたいですね。
◆番外編
婦人科に関しては男性でも女性でも、と書きましたが、
個人的には、胸の検査は女性の方がいいと思ってしまいました。
不思議ですが。
一度、胸に痛みがあり、乳腺外来を受診したのですが、
その時の医師が男性で。
もちろん、気持ち悪いとかセクハラっぽいとかではなかったのですが、
なーんか、抵抗がありました。(視診と触診をしました)
やってみないとわからないですね。
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