新築マンション購入へ〜予算オーバーでも決めた理由

¥マーク 新築マンション購入〜検討から入居まで〜

こちらの記事でもご紹介した通り、購入したマンションは少し予算オーバーでした。では、予算オーバーにも関わらず何故買ったのか?をまとめます。


◇理由その1:デフォルトの設備

購入を決めたマンションは、他に比較していたマンションに比べてデフォルトの設備が充実していました。

具体的には、
・ビルトイン浄水器
・食洗機
・床暖房
・洗濯機上の棚
・収納内の仕切りの充実
・廊下のフットライト
など。
そしてガスコンロが希望でしたので、それもポイントでした。
今はIHのところも多いですよね。

棚がほとんど付いていないような物件もあったので、必要と思われるところに全て付いていたのは高ポイントでした。(デフォルトで付いていない方が自由度は高いので、ご自身で色々工夫されたい方は無しの方がいいですよね。)

洗濯機上の棚にハンガーをかけるためのバーが付いていたりと、痒いところに手が届く収納が標準装備だったのが嬉しかったです。

予算内の物件+オプション費用を追加することを考えれば、そこまで割高でもないと考えました。


◇理由その2:買い時っていつ?&賃貸との比較

「賃貸並みの価格でマイホームが手に入ります!」は危険だと思っています。
諸経費が掛かってきますし、不測の事態が起こった時に賃貸ほど簡単に引っ越すことはできません。それを踏まえた上で、色々と計算をしました。(数字に弱い人間の計算です。間違っている可能性もありますが…。)

・今が買い時ではないと仮定し、賃貸に住みながら数年待つ場合の費用
不便な社宅からは抜け出したかったので、住みたい立地に1LDKの部屋を借りると仮定して調べました。(数年で引っ越す前提なので、1LDKです。)
その場合の家賃は、10万円前後。(40平米程度)
安く抑えるために9万円の部屋を借りるとして計算した場合、

9万円×12ヶ月=108万円/年

それに初期費用を足します。
・敷金・礼金を20万円と仮定
・引っ越し費用を10万円と仮定

仮に「買い時」まで待つ時間が4年とした場合、
年間108万円×4年=432万円
432万円+20万円(敷金礼金)+10万円(引越費用)=462万円
これに更新費用などがかかる可能性もあります。

理想より狭い部屋で我慢したとしても、買い時を待つためにもこれだけの費用がかかることがわかりました。
いつか買うつもりなら、あえてこの金額を払って予算内のマンションを探すのに時間をかける必要はないと判断しました。


・マンション価格の下落率
私が調べた時のマンション価格の下落率(新築マンションを中古マンションとして売りに出すとき、購入価格からどれくらい下がるか)はこのような数字でした。

下落率平均(立地条件などにより異なります)
・1年→10%
・10年→25%
※ただし、売却時の新築相場を加味する必要あり。
仮に新築マンション価格の相場が今より10%下がっていると、25%+10%=35%の下落。

関西のマンション価格の相場が4500万円としこれで計算すると、
△10%=4050万円(△450万円)
△25%=3375万円(△1125万円)
△30%=3150万円(△1350万円)
△35%=2925万円(△1575万円)
となります。()内は下落した額。

そして仮に、住宅ローンと修繕積立金・管理費など含めて月15万円を支払うとした場合、年間180万円を支払うことになります。10年なら1800万円。
(15万円×12ヶ月=180万円)

ここまでは、客観的な数字です。
そしてここからは、これらの計算からの私の個人的な考えです。

実際には頭金の額やその他諸経費も加味して考えなくてはいけませんが、仮に価格が25%下落しても、10年後には「損はしない」額になっている可能性が高いと思いました。
周辺のマンションの下落率を見ても、25%以上下落する可能性は低いと考えました。

リセールへの不安を払拭する一つの判断材料となりました。


◇理由その3:そもそも予算の立て方が甘かった

「予算」と言っても、当初は本当に「なんとなく」だったのです。
改めてライフプランを考えたり、ファイナンシャルプランナーの方にご相談したりして、無理のない金額だと判断しました。

もちろんローンの額は少ない方が安心ですので、お買い得な物件が手に入るに越したことはありません。
ただ、私たちが希望する条件では、「当初の予算」では無理がありました。

また、転勤などでの売却も視野に入れていましたので、価格重視で買うと結果的に下落幅が大きくなり、損をする可能性もあると考えました。

予算を優先するか、条件を優先するかという点で、わが家は条件を優先しました。

私は、家を買う以上、「いざとなったら売らないといけない」という考えです。その「いざとなった時」に少しでも売れやすいこと、セールスポイントがある方が安心できると思いました。


◇まとめ:結局は、欲しいと思う物件に出会ったから

色々と計算をしたり、相談をしたり、大きな買い物なので考えることは本当にたくさんあります。
ただやっぱり、大きな買い物だからこそ、「好きかどうか」はすごく大切だとも思います。

私もマンションの購入にあたり、「住宅ローン 破産」などなど検索をして悲観的な記事もあえて読みましたし、怖いとも思いました。
地震や災害で買った家に住めなくなる可能性もあります。
それは本当に怖いことです。今も怖いです。

ただ、色々な想定をしても「ここに住みたい」という物件に出会えることは幸せなことだとも思います。

フィーリングだけというわけにはいきませんが、それもとっても大切だと思います。

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