卵巣嚢腫の手術をしたお話5−入院2日目(手術当日)

腹腔鏡下手術スケジュール書類 5 卵巣嚢腫・親知らず

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手術当日の朝は、4時くらいに目が覚めてしまいました。
手術は14時頃開始の予定です。

起床時刻後に看護師さんがいらっしゃり、検温や血圧測定。

朝食は8時頃。通常の半量とのことでした。
そこから絶食です。
(食欲はしっかりあったので、お腹がすく…。)


それからはまた検温があったり、手術着に着替えたり、点滴を開始したり。
手術着は、脱がしやすいように横の部分が全てスナップボタンになっているので、
動くとボタンがプチプチ外れました。笑


手術開始予定の約1時間前、13時頃に夫が来てくれました。

私の前の方の手術が押したようで少し待ちましたが、
15時頃に看護師さんから「そろそろです」と連絡があり、手術キャップをかぶって待機。

看護師さんが迎えに来てくださり、夫と3人で手術室へ向かいました。
点滴のガラガラを引いて、普通に歩いて。


手術室の前で夫と別れ、氏名や手術内容を確認。

促されるがまま手術室へ。
初めての手術室に緊張しました。


今も覚えている手術室の印象は、

・思ってたより狭い
・寒め
・看護師さんの手術着がパステルカラーの小花柄

です。笑
(ドクターや看護師さんが汗をかかないように涼しいのでしょうか?)
手術着がリバティ柄風だったのにちょっと驚きました。


手術室を観察する間もなく手術台に寝かされ(部屋は寒めでしたが、手術台はホットマットか何かが敷かれているのか、暖かくて気持ちよかったです。)、
タオルケット的なものを被せられ、その下で手術着を脱がされました。

数人がかりで脱がされているので、自分の周りがすごくわちゃわちゃしていたのですが、いつの間にか体がじわっと熱くなり、「!?」と思っていると、
麻酔を入れているので、2-3分で眠たくなると思います」と言われました。

そんな感じで間髪入れずに始まりました。
手術室に入ってからここまで、体感的には3分くらい。
緊張する間がなくて良いです。
(ここで体を切られるのか…!と思うと、さすがにちょっと怖かったです。)

そして多分、1分も経たずに寝た(というのでしょうか?)と思います。

意識がなくなる前に何か聞かれて、「大丈夫です」と言った記憶はあるのですが、何を聞かれたかは一切思い出せません。


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手術が終わって、名前を呼ばれて起きました。

起きた記憶はありますが、部屋に戻るまでの記憶は全くありません

夫には「部屋に戻るまでの間にも目が合ったよ」と言われましたが…。

手術室と病室は階が違うのでエレベーターにも乗ったはずですが、本当に思い出せません。
目が開いていたのに記憶がないとは。


そんな感じで、気付いたら元の病室にいました。
手術室からワープした気持ちです。

この時点で17時半頃でした。


術後すぐに、夫に写真を見せての説明があったそうです。

私は点滴やら酸素濃度を測るケーブルやら、いろんな管に繋がれていました。
酸素マスクもしていました。


そして術後ハイだったのか(そんな言葉があるのかはわかりません。笑 でも術後すごくしんどくなる人もいれば、テンションが上がる人もいるとネットで見た気がします。)、
夫が帰るまで(約2時間)、ずーーーーっと話し続けていた気がします。

ちょっと長く話し続けていると、ピコピコとモニターがなりました。
夫に見てもらうと、『呼吸減少』。
ブレスなしで喋っていたみたいです。
(何度かアラームが鳴ってしまってからは、鳴らないように意識して呼吸しました。笑)


19時半頃に夫が帰るまでの間に、看護師さんにトローチをもらったり、お水をストローで飲んだりもしました。
(全身麻酔時に気管に管が入っていたので、少し喉がイガイガする感覚がありました。)



面会時間制限が来たので夫も帰り、看護師さんがナースコールなどを手の届くところに置いてくださいました。

「寝返りできそうやったらどんどんどうぞー!」って感じだったのでチャレンジしましたが、さすがに痛くて無理でした。

あと、血栓予防で、ふくらはぎにむくみ防止の機械(空気で圧をかけるやつ)が付いているんですが、動くとその管が外れちゃうんです。
動きたかったのですが、それもあって諦めました。


そして暇なのでテレビを見るんですが、ちょっっとでも笑ったら痛い。

笑いの要素がない暇つぶし道具は必須だと思います。
なおスマホでネットサーフィンをするほどの元気はこの時はまだありませんでした。
ラインくらいなら返せましたが。


眠たくなったのでテレビを消して寝ましたが、
夜中もちょこちょこ看護師さんが諸々のチェックに来られます。
その度に起きてしまいましたが、割と眠れました。


そして真夜中、術後6時間くらいでしょうか。
「食べれそうだったらゼリーを出します」と言われ、チャレンジしてみました。
大丈夫そうだったらちょっとでも口に入れた方が治りが早い、と言われた気がします。

ゼリーとジュース、完食しました。
少し気持ち悪い感じもありましたが、気のせい?レベル。

いろんな管に繋がれている不快感や術後の発熱もあり、何が気持ち悪いのかわからなかった感じもあります。
全体的な不快指数はかなり高かったです。
(手術したのだから当たり前なのですが、自由に動きたい気持ちが強い!)


余談ですが、この時のゼリーがすごーく美味しかったんです。気持ちの問題でしょうか。
どこのゼリーですかって聞きたいくらいでした。

食べられたこともあったのか、点滴と尿カテーテル以外のモニター類などはこの時に外れたと思います。


次回に続きます。

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