さて本日は、家の購入に際し避けては通れない「住宅ローン」についての経験談です。
1.どこで借りるか
2.変動金利か固定金利か
3.頭金はいくら入れるか
4.(夫婦の場合)どちらの名義にするか、もしくは2人で支払うのか
5.付帯保険はつけるか
などなど…。考えることがたくさんあります。
わが家がどのような選択をしたかを順を追って書いていきます。
1.どこで借りるか
借入先を選ぶ際、
・金利
・付帯保険
・普段から馴染みのある金融機関
などの視点から決める方が多いのではないかと思います。
私たちはとにかく安く借りたかったので、金利重視で借入先を選びました。
勤め先に提携の金融機関があると、金利の優遇が受けられたりもしますよね。
引っ越し業者と同様、借入先もマンションの提携先があります(引越業者についてはこちらでちらっと触れました)。強制ではありませんが、提携先だと何かとスムーズです。わが家もマンションの提携先でローンを組みました。
1年以上前のことでうろ覚えなところもあるのですが、書類のやりとりなどがかなり楽になった記憶があります。
また、今はネットバンクでも住宅ローンが組めますよね。
店舗でのフォローが受けにくいことがネックになるのかもしれませんが、私たちは共働きで平日に窓口に行くハードルが高かったため、あえてネットバンクを選びました。今の所、不便に感じたことは全くありません。
2.変動金利か固定金利か
超低金利と言われる時代、これもとっても迷いました。
結論から言うと、わが家は変動と固定のミックスローンにしました。
まず、今は一昔前と比べれば固定金利も低いです。
ですので当初は私たちも、100%固定金利にするつもりでした。
しかしマンションサロンやローンの担当者の方などが、皆さん変動金利派で。心動かされてしまいました。(笑)
理由として、
・過去十数年の変動金利の推移データから、変動金利もほとんど一定であること。
・変動金利が上がるということは景気が上向いているはずだから、給料も上がっているはずであること。
・私は聞きかじりなので詳細は省きますが、金融緩和政策の内容などから、今後10年くらいは金利が上がる可能性は限りなく低いこと。
などが挙げられました。
ただ”過去のデータ”と言っても未来がどうなるかは誰にもわからないし、ビビリの私は悩みました…。
仮に変動金利が上がらなければ、固定金利で支払った場合と比較した場合、総支払額はかなり抑えられます。
でも変動金利が上がってしまったら、支払えなくなるかもしれないし・・・。
・・・と悩んだ結果、ミックスローンを選択しました。
詳細は控えさせていただきますが、「貯蓄などからかき集めれば、すぐにでもなんとか返済できる額」を変動金利で借り入れることにしました。
もしもとんでもなく変動金利が上がってしまったら、すぐに返済しようと。
今の所、平和に定額を返済しています。
3.頭金はいくら入れるか
少しでもローンの残額を減らすために、頭金はできるだけ入れよう!
・・・というものでもないです。
わが家はむしろ、できるだけ頭金を抑えました。
主な理由としては3つ。
(1)住宅ローン控除の恩恵を受けるため(2020年4月時点)
→控除されるのは年末の住宅ローン残高×1%。例えば3000万円なら30万円。ただし上限は40万円。詳細は今回の記事では省きますが、家を買われる方なら気にされるポイントだと思います。もちろん収めている税額が上限にはなりますが、受けられるならMAX分恩恵を受けたいです。
(2)団信が生命保険的役割を果たすため
→住宅ローン契約者がローン完済前に死亡した場合、住宅ローンに団信が付いていれば、残りのローン返済は免除されます。
例えば貯金1000万円の人が3000万円の家を買って、
「頭金500万円・ローン残高2500万円・貯金500万円」
「頭金1000万円・ローン残高2000万円・貯金0円」
だと、万が一の時に手元に残るお金は、前者の方が多くなります。
(3)手元のお金を残すため
万が一のことがないとしても、思わぬ出費には備えたいもの。
あくまでも私個人の意見ですが、住宅ローンは借金といえども特にマイナスイメージのないものですし、何よりも今は金利が低いです。もし今後金利が上がったとしても、多くの場合、住宅購入以外の理由でお金を借りるよりは低い金利で借りられると思います。
もちろん、低金利といえども額が大きいので、総返済額も把握すべきですし、返せるなら残債は減らしたいものです。
ただ、わが家のようなごく一般的な家庭の場合、頭金は抑え目にしてある程度手元に残すという選択肢もあるのではと思います。
私たちは、住宅ローン控除の受けられる10年目まではとりあえず今のペースで返済し、繰上返済などは状況を見て考えようと思っています。
4.(夫婦の場合)どちらの名義にするか、もしくは2人で支払うのか
住宅ローン控除の点から言っても、私名義でもローンを組みたかったのですが、できませんでした。
理由は、転職したてだったから。
結婚を機に転職し、勤続は1年未満。
1年未満でも公務員や超優良企業なら認められることもあるかも、と言われましたが、私の場合は派遣社員でしたし、ダメでした。
夫婦でペアローンを組みたいとお考えの方のご参考になればと思います。
5.付帯保険はつけるか
住宅ローンの利率を少し上げる形で、傷病保険のような付帯保険がつけられるローンもありますが、私たちは不要と考えました。
大きな理由は、ローンの借り換え時や、売却時に必然的に見直さなければならないから。
逆に保険を見直したくなった場合でも、ローンとくっつけて考えなければいけないのが面倒そうだなと思ったから。
ズボラなので、何事もシンプルに。
ただ結局、ネット銀行で保険機能(プラスαではなくデフォルト)が付いて、他の銀行と利率が変わらないローンを見つけたので、そちらに決めました。
共働きで平日窓口に行くのが難しかった私たちにとっては、ネット銀行さまさまです。
以上、住宅ローンに関するわが家の考え方でした。
ローンの組み方や内容はそれぞれの事情によって様々だと思いますが、一体験談としてお役に立てれば嬉しいです。
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