照明の選び方-1

シーリングライト2 インテリア

洗面化粧台の選び方に引き続き、今回も私の経験を生かして、「照明の選び方・ポイント」について記事にします。

照明、見た目が一番!と思っていましたが、結構奥深いです。

専門的には説明不足な点もあるかもしれませんが、一般的に照明を選ぶ際に知識があるといいかな、という視点でご説明します。


◇住宅用インテリア照明の種類

主にお家用の屋内照明として視野に入れられるのは、以下のものたちだと思います。

・シーリングライト
・スポットライト(直付orダクトレール)
・ペンダントライト
・ダウンライト
・ブラケットライト
・建築化照明
・スタンドライト・テーブルライト

画像付きで順にご説明します。


・シーリングライト
最も一般的な照明だと思います。
一般的にシーリングライトといえばこういうものを指しますが、

シーリングライト1
ベーシックな照明。今は虫が入りにくい構造になっているものなど、工夫が凝らされています。

多くの住宅には「引掛シーリング」というものが付いていて、これにカポッとはめてクルッと回せば簡単に取り付けられるものは「シーリングライト」です。
わが家のこれもスポットライト風ですが、「シーリングライト」になります。

シーリングライト2
(参考1)引掛シーリングに自分で取り付けました。

広義では「自分で引掛シーリングに簡単に取り付けられるもの」はシーリングライトということになりますが、「ペンダントライト」など他の名前で売られているものも、引掛シーリング対応のものは多いです!
「引掛シーリング対応」かどうか + ご自宅の引掛シーリングに適合するか をよくご確認ください。


・スポットライト(直付orダクトレール)
形としては上の写真(参考1)のようなものです。
手軽に設置できる「引掛シーリング対応」のもの(参考1の写真のようなもの)、
直接壁や天井などにつける「直付け」のもの、
お店などで見るような「ダクトレール」と呼ばれるものに付けて、スライドさせて場所を調整できるもの
があります。

目立たせたいものを直接照らすほか、壁に向かって照らすことで間接照明にもなります。
引掛シーリング対応のものでなければ建築段階で依頼するか、工事をして設置することになります。


・ペンダントライト
天井からぶら下がっているような照明です。
わが家はダイニングにペンダントライトをつけています。

ペンダントライト
うっかり頭をぶつけてブラブラなりがち。

ペンダントライトは種類が豊富。
シェード(光を覆う部分)の素材だけでも、金属製・布製・ガラス製などなど。
シーリングライトに比べ目線の高さあたりに来ることも多いので、こだわりを持って選ばれる方も多いのではないでしょうか。
「引掛シーリング対応」のものであれば、シーリングライトと同じように、素人でも取り付けることができます。


・ダウンライト
埋め込みタイプのものです。
スポットライトのように狭い範囲を照らす「狭角タイプ」や、ふんわりと広い範囲を照らす「広角タイプ」など、用途に応じて使い分けます。
一般的に一つではあまり明るさはとれませんが、いくつか付けることで、リビング照明などにもなります。
わが家は廊下やキッチンがこの照明です。

工事をすれば後付けもできるかもしれませんが、基本的には建築の段階で依頼することになるかと思います。


・ブラケットライト
壁付けの照明のことです。
こんな風に、お風呂場や階段などによく使われるのではないでしょうか。

ブラケットライト

これも素人では後付けできないので、工事の段階で依頼が必要です。


・建築化照明
壁や天井に組み込んで付ける照明のことです。
例えばこういうもの。

建築化照明

(画像はこちらからお借りしました。)

コンセントで後付けできる「建築化照明風」のものもありますが、基本的には名前の通り、建築の段階で依頼するものになります。
照明の位置だけでなく、その照明を生かすために天井を少し下げて照明を隠したりという、全体的な調整も必要になるかと思います。


・スタンドライト・テーブルライト
こちらはイメージがしやすいと思います。
スタンドライトは主に床置き型、
テーブルライトはテーブルや棚などに置いて使うものですね。
後から買い足しやすく、デザインも豊富です。

お家を建てる段階で考えるとすれば、「ここにスタンドライトを置きたい!」という場所が決まっていれば、コンセントの位置などを工夫するとスッキリしそうです。


◇照明の種類でお部屋の雰囲気がガラッと変わります

全ての照明について、工事が必要になります。
引掛シーリングがあれば素人でも照明を付けられますが、その引掛シーリングの位置は工事の依頼をしなければなりません。

そしてわが家(分譲マンション)では、引掛シーリングを無くすにも「マイナスオプション」としてお金が掛かりました。
引掛シーリングをなくして全部ダウンライトにするというプランもありました。

照明は配線の関係もあるのでお金もかかりますし、家を買うとなってバタバタしていると後回しになりがちかもしれませんが、照明ひとつでお部屋の雰囲気はとても変わると思います。

特に建築化照明なんかは、一気にスッキリして、お部屋に奥行きも出て素敵ですよね。
私も次があればやりたいです!



長くなってしまったので、照明篇、次回に続きます。
次回以降
・調光・調色
・演色性
・照明の寿命
などについて書いていければと思います。

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